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ふくろう博士TOP > 研修会 > 震災後の心のケア 講師:プロ家庭教師 都築 靖子 先生

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研修会(2011年5月)震災後の心のケア 講師:プロ家庭教師 都築 靖子 先生
 

 3/11に起きた東日本大震災後、心の状態が不安定になり勉強に集中できない生徒が増えている。震災や津波の映像、原発の問題、傷ついた人たちのニュースなどから私たちが考えるべきこと、行動すべきことについては、様々な要素があり、様々な考え方があり、すべて現在進行形で模索中である。これが正しいという答えはない。今日本中でこのことを誰もが考えている。
  私自身のみならず皆さんも、何かしら考えていることがあるだろうから、それをシェアしあう研修の場になればいいと思う。


★心のケアについて

 地震直後にあるメーリングリストで、ある臨床心理士からメンタルケアについてのアドバイスのメールが出回った。非常時にどんなことを心がけるべきかが、わかりやすく述べられていたので、その内容の一部を紹介しつつ、私自身の周りで実際に見られた現象等も参考に述べた。

?@ まず自分自身のメンタルケアを。
 「地震直後は誰もがアドレナリンが噴出しています。こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう」とあった。
  「今自分はどういう状態か」「今この瞬間、自分は何を感じているか」をこまやかに意識してみること。これを[トラッキング]という。意識をすることによって、不安を感じ動揺している自分に気づき、落ち着きを取り戻すきっかけを掴むことができる。
  「私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます」とは、非常時でなくとも普段から心がけておきたいことである。

?A テレビを消しなさい。
 震災の映像を見続けることによって、身体的にも心理的にも様々なネガティブな影響を受けた人は私の身近にも多かった。特に子供は感受性が強いので、それらの映像がトラウマとなって、夜泣きをしたり、下痢や嘔吐といった身体症状を訴えたりするケースも多かったようである。
  「身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください」とあった。

?B 人とのコミュニケーションを大切に。
 非常時、大きなストレスがかかるとき、人はとても自然に人を求め、触れ合うことで癒しあおうとする。
  「その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアし、身近な人に伝えてみてください」とあったが、実際、震災後には、友人や仲間、家族や親戚たちと頻繁にメールのやりとりをして、互いの存在やぬくもりを感じあうことを、多くの人が自然に行っていたようである。
  私たちは教師という立場上、とかく人のケアに回りがちである。しかし、飛行機に乗ったときに離陸前になされる安全指導と同じで、「まずお母さんが酸素マスクをして、それから子供にマスクをつけてやる。」
  まず自分の心の平安を確保しよう。自分が元気でいてこそ人を支えることができる。自分は大丈夫だからといって人のことばかり気遣うのは、美しいことではあるが、長続きしないし、どこかに無理があるから、人が安心してくつろぐことができない。自分の「行動」よりも「あり方」が人に大きな影響を与えるということを肝に銘じるべきである。


★「傾聴」の実習

 傾聴とは、相手の言うことをただ受け止めて聞くことを言う。人は自分の考えていることや感じていることを、誰かに批判されることなく聞いてもらい、受け止めてもらうことが出来れば、それだけでかなりの程度癒されるものである。したがって、そのような聞き方で誰かの話を聞いてあげることは、その人を癒すことにつながる。
 しかし、そのような聞き方が出来る人というのは非常に少ない。人は大体において他人の話をそのまま聞いてはいない。人の話を聞いているようで、気が付くと「ああ、それは知ってる」「私ならこうするのにな」「それは私が前に見たあれと同じかな」など、自分の心の中で自然と起こってくるおしゃべりのほうを、より聞いているものである。それは心の構造上、どうしてもそうなるものなのだ。
 だからカウンセラーやコーチといった、職業として人の話を聞く人は、必ずこの「傾聴」の訓練をする。自分の内的なおしゃべりを聞いていることに気づいたら、すぐに注意を相手の話のほうに戻す。要は「わかってあげよう」という姿勢で聞くこと。人間は「わかってほしい」という思いが強烈だから、「傾聴」とは実はとても難しいことである。

実習:二人一組になり、AさんはBさんに、地震に関して思っていること、感じたこと、体験したことを1分半話す。Bさんは傾聴をこころがける。時間がきたらBさんは今聞いた話を[トラックバック](聞いたことをそのまま返すこと)する。

 研修中、実習を体験し感じたことをシェアしていただいたが、やはり教師という職業柄か、話すほうが得意な方が多いようであった。「話す側」としての感想や、「聞く側」であってもトラックバックの実習の感想がほとんどで、逆に興味深かった。そもそも「傾聴」の意味、その重要性について、もっと理解していただけるよう、事前の説明を充実させるべきであったかもしれない。


★視点を変える実習

 「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない」というアインシュタインの言葉がある。様々な問題が山積みとなっている現在、何よりも求められているのは意識の次元をあげること、新しい視点でものを見ることであろう。
 たとえば被災者の映像を見て、心が痛む、かわいそうだと思う。それはとても自然な心の動きではあるけれども、実は自分の中の観念を元に、勝手に想像しているだけだということに気づくべきである。もしかしたら、命が助かったことによって生きている喜びを100%感じることが出来るようになり、むしろ幸せを感じている人もいるかもしれない。また、人から「かわいそう」と見られたら、その人は嬉しいだろうか。様々な思いに共感してもらいつつ、根底では再び立ち上がる自分の力を信じてもらうこと、希望を共有してもらうことのほうが、人は力づけられるのではないだろうか。
 人に力を与える新しい視点が必要である。過去にたいしては「だからよかった」、現在に対しては「ありがとう」、未来に対しては「だからよくなる」という視点から考える。これは神の視点と言ってもいい。すべての出来事や人や物事を生かす視点である。「人間万事塞翁が馬」のうち、ポジティブなほうと言ってもいい。個人的な人生の中でもこういうことはある。病気をしたおかげで健康の大切さがわかり、体をいたわるようになったとか、自分の能力が低かったおかげで周りの人の才能を引き出す能力が身についたといった話はよく聞く。
 震災も同じだと思う。今回の震災ではたくさんの方が亡くなったこともあり、ポジティブ転換について考えるのは時期尚早とみる向きもあろう。だが、10年先、20年先には、あの地震は神様が人類にもたらした試金石だった、こうでもなければ人類は新しい時代の新しい考え方にシフトしていけなかった、あのときに価値観を変えて意識次元を上げたことによって経済危機や環境破壊や様々な社会問題を乗り越えてこられたのだ、との発想をもてるような復興や再生につながれば、多大な犠牲も新たな意味を帯びてくる。そういう視点から震災を見ていくことが必要ではなかろうか。

実習:「自我の眼・真理の眼」
 A4の紙に「できごと」「自我の眼」「真理の眼」という3つの欄がある。「できごと」の欄には地震、または自分の身の回りで起こった出来事について、自分の判断を入れず起こったことのみを書く。「自我の眼」では自分がそれをどう見ているか、思っていることを書く。「真理の眼」では、神の視点(だからよかった、だからよくなる、というすべてを生かす視点)からその出来事がどう見えるかを書く。

 参加者それぞれが書いたものをシェアしていただいた。「すべてを生かす視点」というのはなかなか難しいように思えるが、意識して普段の自分の視点を超えてみるというのは、興味深い体験だったようである。結局、どんな体験もすべて無駄ではない。文字通り「どんな体験も」である。そういうあり方を私たちが身を持って示すことが、生徒たちに対する何よりの教育であろう。




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